モラハラ夫との生活③〜休めない〜

モラハラ

前回のブログからの続き。

心と身体は、繋がっているんですよね。

「体調を崩す」ということは、「もう限界だから、休みなさい。」とメッセージをくれている。

でも、頑張り屋さんの私たちは、「ちょっと休んだら行けるっしょ!」とか「休んでる場合じゃない」とか「気づかないふり」をしちゃうんです。

当時の私は、しょっちゅう熱を出していました。肺炎にも2回なってしまって。

それでも仕事も休まず、薬で乗り越えていつも通りの生活をしていました。

休んだら元夫に怒られる。

「お前が休んでたせいで俺の仕事が遅れてる。あれもこれもやろうと思ってたことが出来なかった。

俺に何か言うことはないのか。」

私「体調崩してしまってすみませんでした。子供のことや家のことしてくれてありがとうございました。」(棒読み)

「何やその言い方は!ほんまに反省してるんか!心から感謝してるんか!お前は何でそんな人間として当たり前のことが出来ないんや!」

私「そんな言い方されると傷つく。(本心:ムカつく)

「傷ついてるのはこっちや!こんな扱いされて俺がどれだけ傷ついてるのか分からんのか!俺は奴隷か?!酷いのはどっちかよく考えろ!」

と怒られ説教が続く。

そして、泣いてる私をみて子供達が心配して気を遣う。

私は、本当は元夫に言い返したいことが山のようにあったけど、ちょうどこの頃に読んだ本の中にこんなことが書いてありました。

「親の喧嘩を子供に見せるのは、虐待するのと同じくらい脳にダメージを与える。」

それを読んだ私は恐怖に慄き、今まで散々喧嘩を見せてきてしまったことを深く後悔し、二度とこの子達の前で喧嘩はやめよう。と心に誓いました。

なので、どれだけ酷いことを言われても言い返すことはできず、

もちろん体がしんどくても、絶対に休めませんでした。

そしてだんだんと、自律神経がやられていきました。

めまいがする、、、。

気持ち悪い、、、。

仕事したいのに、頭がくらくらして気持ち悪い。

もしかしたら、いつの間にか作り上げていた私の中の「休むことは悪いこと」という観念が、こんな状況を作り出していたのかもしれません。

私は、何度も身体から発せられるメッセージに耳を傾けず、自分をいじめて犠牲することでしか、自分と子供を守る術が分かりませんでした。

さらにこの頃から、長男の様子にも異変が出始めました。

チック症と言って、咳払いをずっとしていました。

風邪でもないのに、コンコンとずっと咳をしている。

「おかしいな、、、何でだろう。」

ネットで調べたら、この頃の子供(特に男の子)にはよくあること、と書いていました。

「そっか、じゃあ大丈夫かな。」

そう思って心配しながらもやり過ごしていました。

***

今となってはよく周りの人に、「何でもっと早く周りに相談しなかったの?」と言われます。

モラハラの怖いところは、周りにこの状況、苦しみが伝わりにくいというところです。

夫婦喧嘩なんてどこの家でもあるし、外から見ると彼はすごくいい夫。

いい夫だと思われてる人にこのジレンマを言葉で説明して理解してもらうのって、本当に難しくて。

「もし友達にまで私が間違ってるって言われたらどうしよう。多分すごく傷つく。怖いからやめておこう。」

そう思ってしまうのです。

あと、子供がかわいそうと思われたくない、とも思っていました。

理解してもらったら今度は逆に、こんな親に育てられてるこの子、かわいそう。

そんな目で見られてしまう、と思っていたのです。

これも今思えば、もっと友達を信頼して頼ればよかったのですが、この時の私は自己肯定感ダダ下がりのネガティブ思考だったので、頼ることはできませんでした。

ただ友達が大切だからこそ、友達と過ごす時間だけは、安心して笑っていたかったのです。

続く。

モラハラ夫との生活④〜保育園の先生がくれた光〜

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