前回のブログの続き。
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長男が年長さんになった春頃。
保育園で年に一度の個別面談がありました。
私は、自分が全然ちゃんと子育てができていないこと。その事でいつも夫に怒られていること。不安で仕方ないこと。イライラしてしまうこと。長男のチック症のこと。
その時思っていたことを全部先生に話しました。
先生は、「お母さん。大丈夫ですよ。お母さんはちゃんとできていますよ。〇〇くんも、とてもいい子でしっかりやってますよ。」
と、優しく声をかけてくれました。
私は、一番言って欲しかった言葉をやっと言ってもらえた気がして、ものすごく嬉しくて、安心して、思わず涙が出ました。
そして帰り際に、そっと一冊のパンフレットをくださったのです。
《女性のための、DV相談センター》
え、、、?
DV?
私が?
一瞬理解できず固まってしまいましたが、それを頂いて家に帰りました。
帰ってから、よくパンフレットを見てみると、まるで私のことが書いてある。
そして、こう書いてありました。
「モラハラは、精神的なDVです。」
そっか。そうなんだ。
私、DVされてたんだ。
私、暴力振るわれてたのと同じだったんだ。
私、被害者なんだ。
それを知って、ものすごく心が軽くなりました。
このパンフレットを渡してくださった先生には、今でも感謝してもしきれない気持ちです。
いつも送り迎えしてるのは元夫だったので、先生からすると元夫はとても良い父親に見えていたに違いありません。
それでも、私の言葉を信じてくれた。
この先に、光がある。希望がある。
もしかしたらこの状況、変わるかもしれない。
相談センターに電話する勇気はなかなか出なかったのですが、それから私はモラハラについて、DVについて、ネットで調べまくり、本も読み漁りました。
調べていく中で、元夫が発達障害であることもわかりました。
診断を受けているわけではないので違うかもですが、元夫の言動、思考パターン、ストレスを感じる状況、職業的なこと、感覚過敏であることなどから、ほぼ99%そうだろうと思ったのです。
そして、「カサンドラ症候群」という言葉にも出会いました。
カサンドラ症候群とは、パートナーや家族などが発達障害(ASD)のために、コミュニケーションや情緒的な相互関係を築くことが難しく、身近にいる人に不安や抑うつなどの心身の不調を来す状態のことを言います。
私、これや。
これで自律神経やられてしまったんや。
発達障害の症状の中には、自分のルールを守ることへのこだわり、感情のコントロールが難しい、相手の気持ちを汲んで自分の欲求をすり合わせる、などが難しい場合があります。
いろんなことが解明されていき、私自身カウンセリングにも通ったりして徐々に明るい方へ向かい始めていました。
私が間違っていたわけじゃないことは分かった。ならば、このまま私が元夫の特性を理解して付き合っていけば、うまくやっていけるかもしれない。
私は試行錯誤を重ね、なんとか子供から父親を取り上げずに、このままうまくやっていけないか。
そう思って必死に努力していました。
ですが、当たり前だけど、相手を変えることなんてもちろん出来ず、なかなか思うようには上手くいきませんでした。
そうこうしているうちに長男が一年生になりました。
状況は、私の努力も虚しく、悪い方向へ向かっていってしまいました。
今まで生活のすべてが元夫の思い通りになっていた長男が、自分の足で学校に通い、家で宿題をし、明日の用意を自分でする、という自立した生活が始まりました。
それは元夫からすると、長男が自分の手を離れコントロールできない部分が増えることになり、ものすごくストレスのかかる事でした。
すると、私に向かっていたモラハラが、今度は子供達に向かい始めたのです。
しかも、私の時よりエスカレートして。
私は、自分がモラハラを受けることには耐えれたけど、息子が同じことをされることだけは、本当に耐えられませんでした。
おっとりした息子が、どんどん怒りっぽくなっていくのが分かりました。
チック症もひどくなっていき、咳払いをしすぎて嘔吐までするようになりました。
さらに、元夫は最悪なことに、子供たちに手をあげるようにまでなっていきました。
長男の精神も、目に見えて壊れていくのが分かりました。
もうだめだ。
これはさすがに、離れた方がいいかもしれない。
初めてその思いがリアルに頭をよぎりました。
でも、、、
子供達が片親になってしまう。
私のお母さんも昔言ってた。
「母子家庭の子はかわいそうだ」(今は全く思ってません!)
やっぱり、自分一人で育てていくなんて、、、
お金も、責任も、全部一人で背負わないといけない。
子供たちに寂しい思いをさせるんじゃないだろうか。
学校でいじめられないかな。
貧乏な思いさせたらどうしよう。
数え切れないほどの色んな不安がありました。
ここまで状況は最悪なのに、私と元夫の関係は完全に癒着状態だったので、頭では離れた方がいいと分かっていても、心は離れることが出来なかったのです。
離れることの方が不安に思ってしまうのです。
長年によるモラハラから自己肯定感もダダ下がり、さらに癒着状態の時は離れようとしても、上記のようなエゴの声がいっぱい聞こえてきます。
癒着関係に陥った者の本当に難しいところです。
周りからしたら、今すぐ離れたらいいのに!!って思うんですが、それが出来なくなってしまう、離れないことを選んでしまうのが「癒着関係」です。
でもこのまま子供にストレスを与え続けるわけにもいかない。
どうしよう、、、
どうしよう、、、
途方に暮れて「離婚」「モラハラ」などネットで調べているとき。
私は、
ついに出会ったのです。
そう、、、根本師匠のブログに!!!
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