シンママネイリストが頑張る女性の心をケア♡
心理カウンセラーの村治麻衣です。
今回から数回に分けて、私のモラハラ結婚生活歴史をお届けしたいと思います。
なかなかヘビーで暗い内容になってしまうと思うのですが、モラハラで苦しんでいる方の参考になれば幸いです。
元夫からのモラハラが始まったのは、長男が生まれて10ヶ月になった頃からでした。
元々は本当に優しくてマメな人で、赤ちゃんの世話も私以上にしてくれて、本当に誰もが認める良い夫でした。
ただ、元々モラハラ気質が全くなかったかというとそうではなく、職場や日常生活で出会う人、いろんな人に文句ばかり言って正論でまくしたて、相手を言い負かすということをいろんなところでしていました。
でも、初めの頃は私には一切モラハラはしてこなかったのです。
その時の私が知っていた元夫は、本当に優しくて、枯れかけている植物を愛しんだり、お年寄りや子供にも信じられないくらい優しい人でした。
こんなに心が繊細で優しい人って他にいるのかな?と思うくらいにものすごく優しい人なのです。
きっとモラハラをする人ってそういう人が多いんじゃないかな、と思います。
繊細で傷つきやすい人。
だから傷付かないために周りを攻撃して必死に自分を守ってる。
本当は弱くて何も出来ない。守りたいものを守る力が自分にはない。
そういうことを認めたくなくて、相手を攻撃し、蔑んでいる。
相手を蔑むことでしか自分の存在価値を認められない。
そんな人が多い気がします。
でも、そんなことには全く気付いていなかった私は、「本当は優しい人なんだ」と信じて、ずっとモラハラに耐えていました。
長男が10ヶ月になった頃。それまで何も出来なかった長男に自我が芽生えて、手が掛かるようになってきた頃。
だんだん元夫の態度がおかしくなってきて、私を責め立てるようになっていきました。
元夫の場合、私を攻撃してくる原因は子供のことがほとんどでした。
例えば、『子供に着せる服は綿100%じゃないとダメ。アクリルが少しでも入ってると、ビニールを着てるようで息苦しくなる。ヒートテックなんて着てるやつは全員頭おかしい』と言ってました。笑
国民の大多数を敵にまわしてる。笑
だから、友達や親からもらった出産祝いも、綿100%じゃない服は着せてあげられませんでした。
どうしても着せたくてこっそり着せている時、たまたま子供がグズると、
「ほら見ろ!お前がこんなもん着せてるから泣いてるんや!」
と言って延々と責め立ててきます。
いかに私の感覚が狂ってるか、母親なのにそんなことも分からないのか、と。
私が反論して自分の意見を言っても、口では絶対に勝てませんでした。
元夫は「言いたい事があるならはっきり言え」
と言ってくるのですが、言っても結局正論で負けてしまうので、ムカつく気持ちと敗北感だけが残り、ひたすら元夫への嫌悪感だけが募っていきました。
いわゆる、正論の争いと言うやつです。
他にも、夫ルールはたくさんありました。
- 体温より低いものは食べさせちゃダメ。(ヨーグルトを電子レンジで温める。アイスもダメ。)
- 外食先で出されたお冷は、氷を取って常温にしてから飲ませる。
- お皿の洗い方、スポンジの使い方。(洗い上げに置く皿の向きが決まってる。)
- ゴミ袋の口の結び方、スーパーの袋の畳み方。
- 布巾の洗い方、絞り方。
- 子供に食べさせる食材の切り方、大きさ。
- 甘いもの、ジュース、お菓子もダメ。(夫の気分次第で自分があげる時は良い。私はダメ。)
- 洗濯物の干し方。
- 液体石鹸はダメ。固形石鹸のみ。子供は固形石鹸で頭を洗う。(意味不明)
- 歯磨き粉はダメ。水だけでいい。
- 朝、顔を洗う時は水で洗う。(意味不明。お湯でもええやん。)
などなど。
挙げ出すとキリがないくらいに細かく山のようなルールがいっぱいありました。
ただ、ルールがあるだけなら良いんです。
自分を殺して従っていれば、それで済むのだから。
でも、モラハラというのはそんな甘くはない。
これらのルールを守れなかった時の夫からの攻撃。言葉の暴力。延々と続く説教。
これが、モラハラを受ける側の心をさらにズタズタにしていくのです。
元夫の場合は、私が寝ているところを起こされ、一晩中説教が続きました。
次の日も、またその次の日も。
私が心から反省し、心から「ごめんなさい。私が悪かったです。」と言えるまで。
反省文を求められることもありました。
自分の意見がどれだけ正しいのかを聞かされ、私がどれだけ狂った人間なのか、どれだけ子供に対して酷いことをしている母親なのかを思い知らされます。
こんな説教を毎日のようにされていると、だんだんどっちが正しくてどっちが間違っているのか、分からなくなってくるのです。
本当に私は子供に対して酷い母親なんじゃないか。私は子供を守れない、何も考えられないバカな人間なんじゃないか。
そう思えてくるのです。
さらにモラハラをする人というのは、外では良い人の事が本当に多くて。
元夫はコミュ力もめちゃくちゃ高かったので、私よりもママ友が多くいました。
保育園の送り迎えも夫がしていたので(というか、させてもらえなかったのですが)ママ友からは
「毎日パパが送り迎えして本当に育メンだよね〜羨ましい〜〜」
とお決まりのように言われていました。
少し先輩の女性に相談しても、
「あんなに家事も育児も手伝ってくれてるのに、文句言ってる場合じゃない。感謝しなさい。」
と言われるのです。
あぁ、やっぱり私が間違ってるんだ。こんなに子育てに協力的で家事もやってくれる人、感謝しないとダメだよね。
と、どんどん自分を内へ閉じ込めていきました。
続く
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