子どもの愛と自己肯定感

子育ての心理学

こんにちは。心理カウンセラーの村治 麻衣です。

今日は、母親の自己肯定感の持ち方について、子供の愛をベースにお話ししたいと思います。

  • 小さなお子さんがいて、なかなか理想のお母さんになれず怒ってばかりの自分に悩んでいる方
  • 思った以上に子育てが大変で、子供から逃げたいと思ってしまう自分を責めてしまっている方
  • これから子供を作りたいけど、自分みたいな人間がちゃんとしたお母さんになれるか自信がなくて悩んでいる方

そんな方に、少しでも心が楽になって自分を認められるようになってもらえたら、、と思って、私の経験をもとにお話ししていきたいと思います。

私が自己肯定感という言葉に出会ったのは、長男が4歳だった今から4年前でした。

息子は毎日保育園に行くのを大泣きしながら嫌がり、かと思えば迎えに行っても帰るのを嫌がる。おやつばっかり欲しがって、ご飯もちゃんと食べてくれないし、席にじっと座ることも出来ない。お風呂は嫌がるし夜は寝かしつけに何時間ももかかる。小さい子ではよくある話なんですが(^_^;)。

なんでうまく出来ないんだろう。私はどんどん追い詰められては感情的になって子供に怒鳴っていました。どうしよう、、どうしよう、、。

私が立派な母親じゃないからだ。

何とか子育てがうまくいくように、何十冊と本を読みブログを読み漁っては色々試し、怒らないように怒りをコントロールしてみたり、息子への声かけを工夫してみたり、食べてくれそうな料理を色々試してみたり、、、

私なりに本当に色んな努力をしてみたけど全然うまくいかず理想のお母さんになれず、イライラしてばかりで子育てはどんどん苦しくなっていきました。

もっと明るいお母さんになりたい。

いつも笑ってるお母さんになりたい。

もっとおおらかで、優しいお母さんになりたい。

笑いのたえない楽しい家庭にしたい。

そう思ってるのに全然なれない自分を責めてばかりでした。

ある時私は何となく息子に聞いてみました。

「楽しいお母さんと、優しいお母さん、どっちが好き?」と。

すると息子は

「んーーー、今のままのお母さんがいい。このまんまの、ここにいるお母さんが大好き!」

そう言ってくれたんです。

私は嬉しさのあまり涙を流し息子を抱きしめました。そしてものすごく大切なことに気付かされました。

私は一生懸命変わろうとしていた。良いお母さん。立派なお母さん。ちゃんとしたお母さんに。

でも息子は、そんな私を求めてはいなかった。

うっとおしいほどに求めてくる息子が愛していたのは、この、すぐ怒ってしまう、すぐ自分を責めてしまう、すぐヒステリックになってしまう、自分勝手で気まぐれな私。

そんな、ダメなところがいっぱいある、そんな私を、息子は最初から許し、愛してくれていました。

自己肯定感とは、良いところも悪いところもありのままの自分を認め肯定することです。

子供っていうのはもしかしたら、ダメな自分を許し、そのままでいいんだよ、と教えてくれ、ありのままの自分にもこんなに愛される価値がある、ということを教えに来てくれたのかもしれない。そう思いました。

自己肯定感を高めるための第一歩は、自分の現在地を知ること。ダメなところ、弱いところ、嫌いなところ、それらを「まぁしゃぁないか、これが自分だもん♪」と認め受け入れること。

私は息子の愛を通して、少しずつ自分のダメなところを受け入れ、認めることが出来るようになりました。こんな自分を許すことが出来るようになった、という感じでしょうか。

そして息子に対しても、ちゃんと出来ることを求めなくなりました。これがこの子なんだ。少しずつそう思えるようになりました。

子育てをしていると、本当に色んな悩みが出てくると思います。自分を責めてしまうことも、落ち込んでしまうことも。

でも、ダメな自分も出来る自分も、全部含めて「自分」という価値のある人間なんです。たった1人として同じ人はいない、かけがえのない自分という存在。

私もまだまだ自己肯定感を高めるために自分と向き合い続けています。

ありのままの自分で生きていくためお役に立つ情報を書いていきますので、一緒に幸せな女性を目指しましょう^_^

心理カウンセラー 村治 麻衣

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