こんにちは。心理カウンセラーの村治 麻衣です。
うちの長男は一年生の時から学校に馴染めず、今でも行き渋りがあります。(現在3年生)
周りでも学校に行きたくないというお友達が何人かいて、今日はそんな不登校や行き渋りについてお話ししていきたいと思います。
現在日本での不登校児は24万人。10年前と比べると、3倍以上にも増加しているそうです。(文部科学省調べ)
ちなみに私は不登校の専門家とかスクールカウンセラーのような職業ではありませんので、ここで書く事は1人の母親として不登校気味の息子を見ていて思う個人的な意見と、心理学を学んでいる(現在進行形)立場から個人的に思うことを書かせて頂きます。
母親としての私の考え方が1人でも悩めるお母さんの助けになれば嬉しいです♡
では本題へ。
学校に行きたくない。と言う子供の中には、様々な理由があると思います。
- じっとしているのが苦手
- 勉強が嫌いすぎる
- 友達関係がうまくいかない
- 体育など特定の授業が嫌すぎる
- 環境が合わない(騒がしいのが苦手、教室のにおい、等)
- お母さんと離れたくない
- 給食が苦手
- そもそも学校のシステムが合わない
などなど、、、
ちなみに長男は「そもそも学校のシステムが合わない」タイプでして、今回はそんな長男の事例を元にお話しを進めていきます。
行き渋りをする子あるあるなんですが、学校に行きたくないとはいえ、行ってしまうとそれなりに馴染んでいて、友達もいるし勉強も何とか出来てるし、給食も美味しい!と言って食べていて、先生もとってもいい先生。一見何が問題なのか分からない。長男はまさにそんな感じでした。
ただ彼の場合、学校のシステムのそものが納得出来ないことが多く、枠にはめられて個性を抑えコントロールされている感覚が耐えられないようでした。
「このままだと僕のいいところがどんどんなくなっていく。」
そう言って学校が嫌になっていきました。
おそらく一般的に母親が学校に行かせたい理由というのは、
- 学校に行くのが普通だから
- みんな行ってるし、行くのが当たり前だから
- 周りの子がみんな普通に出来ている事が自分の子には出来ないという事実を受け入れられないから
- 勉強が出来なくなったら困るから
- 決められた事をちゃんと出来ないと将来ダメな大人になるから
- なんだか分からないけど行ってくれないととにかく不安
などなど、こんな感じだと思います。
ただ私の場合は、長男がまだ1人で留守番するを嫌がるので子供が休んだら自分が仕事に行けなくなるから困る!という、まぁまぁ大人都合で自分勝手な理由でした(^_^;)
私は、休みたいなら休むのは構わないって思っていましたが、ちゃんと毎日行けない長男を全面的に受け入れるまでは、本当に悩みまくりました。やっぱり離婚の傷が原因なんじゃないかとか、私がまだまだ我慢ばかりしてるからこの子も辛くなってるんじゃないかとか。そして師匠の有料メルマガや先輩カウンセラーの一水みゆきさんに相談したりして自分の気持ちに向き合い、現状をポジティブに受け入れられるようになりました。
最終的には長男のことを全面的に信頼出来るようになり、学校に行きたくないと思うその気持ちは、この子だけが感じられる素晴らしい感性なんだ、そう思えるようになりました。学校に行かなくてもこの子は無限の可能性を持っている、才能ある人間だ。私の価値観でこの子を枠にはめてはいけない。この子が思う「好き」「嫌い」「やりたい」「やりたくない」その想いを全面的に信頼しよう。そう思いました。
結局うちの場合は、私が休みである月曜日は学校を休んで良い事にして、それ以外は留守番を嫌がるので無理矢理行っていました。
ですがそんなこんなで3年生に上がり、3年生になってからはめでたく1人で留守番が出来るようになり*\(^o^)/*安心して(?)休むことが出来るようになりました。
4年生からはオンラインの学校に通うことが決まっていて、好きな事をとことん学べる居場所が見つかり本人もとても楽しみにしています。
結論。私が何を言いたかったというと、
もし子供に「学校に行きたくない」と言われた時、1番大切にしてほしいと思うのは、
①子供の気持ちを否定しない。ということです。
「そっか、行きたくないのかぁ。そっかそっか。そうなんだね。」と言って、優しく受け止めてあげてほしいと思います。そうする事で、子供は自分の気持ちに自信が持てるようになり、安心出来ます。
②それから、もし自分の中にモヤっとした気持ちが生まれたら、その”モヤ”を見過ごさずにしっかり向き合って下さい。
「あ〜私は学校に行くのが当たり前、って思ってるんだな」「あ〜私は学校に行かないとダメな人間になると思ってるんだな」「それで、思い通りにならなくてイラッとしちゃうんだな」とか。
そうしてまず自分が持っている観念、価値観に気付きます。
③そして、それらの観念や価値観は自分や子供を幸せにするものなのか、ということをとことん自分と向き合い深掘りしていきます。
これは例えばの話ですが、はてさて、勉強ばかりして親の言う通りの道を歩み、いい大学に入っていい会社に入ることが、子どもの個性に合っている生き方なのか、本当に幸せな選択なのか、などなどを自分に問いかけていきます。
子供から「学校に行きたくない」という問題を投げかけられた時。それはある意味、自分が子供にどんな大人になってほしいのか、子供をどれだけ信頼出来るのか、それらに対して腹をくくるチャンスなのかもしれません。
そして、まずはあなたがその見本となること。自分らしく、幸せな人生を生きられていますか?これはとても大切な事なので、この辺についてはまた別の記事で書いていきたいと思います(^ ^)
子供が学校に行ってくれないと不安な気持ち、痛いほどよく分かります。私も色んな方の力を借りて乗り越えつつありますので、もし同じように悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひカウンセリングなども検討してみてくださいね♡
心理カウンセラー 村治 麻衣
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